(「あの人たちと一緒にあたしはミッションに出て行くんだよ。誰も覚えちゃいないかもしれないけど、この国はまだ戦争してるんだから」), ――アフガニスタン派遣直前の休暇中の出来事。ある女性兵が友人や家族と一緒に時間を過ごす。. Men found them threatening. 生まれはアフガニスタンのカブールであるものの、まだ生まれたばかりの赤ん坊だった頃に両親が政治難民としてアメリカへ亡命したことから、現在はアメリカの国籍を取得しています。. 「GLOBE+」を一層お楽しみいただけるサービスをご提供します。, おすすめのニュース、取材余話、イベントの優先案内など ロシアから見た対米・対中関係 “地球温暖化 燃えるシベリア、溶ける北極海での中露対立”との指摘も, 台湾のWHOオブザーバー参加を求める米・欧州からの要請はあるものの、固い中国の姿勢, イラク  イラン・シーア派民兵組織の影響力排除を目指すカディミ首相 デモ隊とも共通利害, 南アフリカ  効果がなかった厳しいロックダウン 犠牲は貧困黒人層に コロナで拡大する社会の歪, 東アフリカ・タンザニア 現職大統領圧勝・野党は不正批判 マラウイ「歴史的再選挙」アメリカは・・・. Copyright © CyberAgent, Inc. All Rights Reserved. ・未知動物「ペシャクパラング」を激写?・難民取材での運命の出会い・貧しい子ども向けの寺子屋建設, 1990年代後半、安井浩美さん(56)が取材していたアフガニスタンでは、武装勢力タリバーンが国土の大半を支配し、新政権を樹立した。, ところが、2001年9月に米国で同時多発テロが起こると、情勢は一変した。米国は、同時多発テロを首謀した国際テロ組織アルカイダがアフガニスタンに隠れていると非難し、タリバーン政権への空爆に踏み切ったのだった。, 安井さんは日本で衛星電話などをそろえ、共同通信社の記者として空爆下のアフガニスタンに入った。多くの報道陣が移動に手間取るなか、安井さんは軍閥のヘリコプターに乗り込んで、いち早く前線に向かった。米軍と北部同盟が手を組み、タリバーンを山奥に追い込んでいく掃討作戦に密着した。, タリバーンが敗走し、戦闘が落ち着いた後の2002年には、西部ヘラートの避難民キャンプを取材した。キャンプには住み家を失った人たちが数十万人集まっていた。現地では米ニューヨーク・タイムズの女性記者ゴールさんと行動をともにした。ゴールさんが信頼する中古車販売業者のサブールさんが、用心棒をかねた運転手として取材に付き添った。, 移動中にタリバーンの残党に誘拐されそうになったり、エンジンが故障してして立ち往生したりすることもあったが、なんとか首都カブールに戻った。その後、女優の黒柳徹子さんが国連児童基金(ユニセフ)の親善大使としてアフガニスタンを訪問した際の同行取材でも、サブールさんが運転を買って出てくれた。, サブールさんは、安井さんが遊牧民を取材したパンジシール出身で、話は尽きなかった。「チャカル ブルン?」(ちょっとお出かけしない?)。2人は一緒にマンゴージュースを飲んだり、公園を散歩したりして、心を通わせた。, 安井さんは、サブールさんについて「取材のときに荷物を持ってくれたり、気遣いの言葉を掛けてくれたりして、すごい親切やってん。そこで少しずつ、私のことを気に掛けてくれてるんや、と気づいたの。私もアフガニスタンが好きだし、ここに住むなら2人がいいなと思ってたんよ」と振り返る。, 新婚旅行はトルコだった。イスタンブールのモスクでコーランの一節を読み上げ、イスラム式の結婚式を挙げた。カブールに戻った後の2003年春、役所に結婚を届けた。, そのころカブール近郊では、奇妙なうわさが広がっていた。鋭い牙を持った動物が出没し、村人40人が襲われた――。動物は「ペシャクパラング」(ペシャクはネコ、パラングはヒョウの意味)と呼ばれていた。, 謎めいた話を聞くと、確かめてみたくなるのが安井さんだ。カメラを持ち、目撃談が相次ぐカブール北方のショマリ平原へ向かった。現地で情報を集め、住民が射殺したという死骸を見つけた。薄茶色のふさふさした毛はキツネを思わせたが、鋭い歯はオオカミのようだった。, 地元民は「戦死した人の肉を食べた野犬とキツネの混血種」「米軍が基地に人を近づけないために放した動物」などと様々な持論を展開。安井さんは正体不明の珍獣に向き合う住民の様子を死骸の写真とともに記事にした。, 2000年代中盤は、治安が一時的に良くなった時期で、国内移動がしやすくなった。安井さんは、千数百年前に仏教文化が花開いた中部バーミヤンの仏教遺跡に通い、世界最古級の油絵技法を使った壁画や高さ55㍍もある大仏の取材にのめり込んだ。, 大仏はタリバーン政権時に爆破され、大半が崩れ落ちていたが、その残骸から木の皮に書かれた「謎の経文」が見つかったとの情報が発掘チームから寄せられた。, 経文は建立時に大仏内に納められた「胎内経」らしく、それ自体が珍しかったが、肝心の経文の中身は分かっていなかった。安井さんは専門家に取材を重ね、経文が7世紀にバーミヤンを訪ねた玄奘三蔵が訳し、日本にも伝わったお経の原典に相当するものであることを突き止め、特報した。インド方面で生まれた仏教がアフガニスタンを経由して日本に伝わっていたことが、バーミヤンの経文からも裏付けられた。, 取材の傍らで、戦時下の子どもを支援する活動も続けてきた。2002年には避難民キャンプで暮らす子ども向けの寺子屋を開設した。学校に通えず、ひもじい暮らしを送っていた子どもたちが、多い時で200人以上集まった。, 子どもたちの教材費や先生の給料は、カメラマンとしての収入や日本の友人からの寄付でまかなった。全ての子どもが公立学校に通えるようになるまで6年間続いた寺子屋の活動は、単著「私の大好きな国 アフガニスタン」(あかね書房)に記録した。, 2010年には貧しい家庭の女性を支えるハンディークラフト工房をカブールに作った。アフガニスタンには裁縫ができる女性が多いが、それを生かす働き口や販路がなかった。安井さんは女性たちに縫いぐるみやポーチを預けて、伝統的な刺繡を施してもらうことにした。, アフガニスタンならではの色使いや手縫いの味わいは、欧米のチャリティー団体や国際NGOからフェアトレード商品として注目された。日本のNGO「シャンティ国際ボランティア会」の通販サイトでも扱われている。, これまで安井さんがデザインした縫いぐるみは約20種類、ポーチは約80種類、バッグは100種類近くに上る。「むかしファッション業界にいた経験が、こんな形で生きるなんてね」, 今では100人弱の女性が参加し、刺繡の手間賃を家計の支えにしている。刺繡は女性たちが自宅に持って帰ってやるため、新型コロナウイルスが広がるなかでも続けられる強みがある。今年も多くの注文が寄せられ、刺繡糸の在庫が切れるほどの人気だ。, アフガニスタンでは、女性が働くことを良しとしない考えが、まだまだ根強い。それでも、安井さんは言う。「働きたいと言って来てくれる女性が、たくさんいる。最初は簡単な縫い物から始めて、少しずつ難しい刺繡も出来るようになって、プロの仕事を覚えていく。小さなことでもコツコツ続けると、生活を変える力になる。そんな姿を見ていると、どれだけ忙しかろうと、この取り組みを続けたいと思うんよ」, 気がかりなのは、治安改善の兆しが見えないことだ。安井さんが住むカブールでは、武装勢力の自爆攻撃がやまず、多くの市民が犠牲になっている。砲弾が飛び交った内戦時代や、爆弾が降り注いだ米国の空爆時とは、また違った不安が町を覆っている。, それでも、現地に住み続けるのは、なぜなのか。安井さんは「不安はあるけど」と前置きした上で、「町には、客人をもてなし、親戚や知り合いを大事にする、素朴な人たちがいる。町を出ると、見渡す限りの山々や、地平線まで視界が突き抜けるような、むき出しの自然がある。やっぱり私にとっては、居心地の良いところなんやと思う」と話す。, そして、そこに暮らす人たちが困っているのを見ると、「何とかしないと」と奮い立つ。子どもたちの考える力を養うために学習教室を作れないか。伝統料理や民話を通じてアフガニスタンのことを日本に紹介できないか。次から次へとアイデアがあふれる。「アフガニスタンのために、私ができること、やりたいこと、まだまだ、いっぱいあるんよ」, タリバーンに爆破される前のアフガニスタン中部バーミヤンの大仏=1997年12月、宇佐波雄策撮影, 安井浩美さんが作ったアフガニスタンの首都カブールの寺子屋で勉強する子どもたち=2003年6月、安井さん撮影, アフガニスタン西部ヘラートの避難民キャンプで暮らす人たちの靴は、ぼろぼろだった=2002年1月、安井浩美さん撮影, アフガニスタン西部ヘラートの避難民キャンプで、食べ物の配給を待つ子どもたち=2002年1月、安井浩美さん撮影, 2002年初め、アフガニスタン東部ナンガルハール州の山岳部にあったタリバーンの武器庫。米軍の空爆で破壊され、弾薬が散乱していた=安井浩美さん撮影, 1990年代後半、アフガニスタン北西部の砂漠地帯を支配していたウズベク系の騎馬民族の戦闘員たち=安井浩美さん撮影, アフガニスタンの首都カブールを占拠した武装勢力タリバーンの幹部ら。南部を拠点とするタリバーンは1996年、カブールを制圧して新政権を樹立した=安井浩美さん撮影, 海外で働いてみたい。そんな思いを抱いている人たちは、たくさんいるのではないかと思います。でもいざとなると、不安の方が先に立つ。そこで、身近なアジアで働く先人たちの様々な経験をお伝えできればと思い、このシリーズを始めることにしました。, おすすめのニュース、取材余話、イベントの優先案内など 98年8月に米軍がアフガニスタン国内を攻撃した際の目標も、これらの施設であり、国際的テロリストとされているオサマ・ビン・ラーディン氏が運営していると言われています(同氏はアフガニスタン国内に滞在している様子です。 Women found them weird for wanting to go to war. 米軍では女性兵士の戦闘加入を認めている。 特殊部隊にもいろいろあるが女性だけの特殊部隊を米軍はアフガニスタンに投入していたようだ。 女性が戦場で活躍できるというの良いことなのか悪いことなの … 特殊部隊にもいろいろあるが女性だけの特殊部隊を米軍はアフガニスタンに投入していたようだ。, <2011年、法律をかいくぐってまで、アフガニスタンの前線に派遣されていた女性だけの米軍特殊部隊があった。, 『アシュリーの戦争』が女性兵の視点から描く、知られざる物語。彼女たちの苦労、戦場での日常、そして特殊作戦の成功と失敗とは?>, 女性兵は、男性兵と同じ訓練を受けることができ、選考試験を突破できれば、地上戦の直接戦闘にも加われることになったのだ。, さかのぼって2011年8月。最精鋭の陸軍女性兵だけを集めた特殊部隊が初めてアフガニスタンの土を踏んだ。, 特命を帯びた彼女らは、ゲリラをターゲットにした夜間急襲専門のレンジャー部隊に付帯し、レンジャーが強襲に踏み込む寸前までアフガン女性や子供たちから情報を聞き出す。, 実は、彼女たちが配置された2011年の時点では、アメリカの法律は女性が地上の直接戦闘に従事することを禁じていた。, では、なぜ、そんな法律をかいくぐってまで、彼女たちはアフガニスタンへ派遣されなければならなかったのか。, その理由を、6月末刊行の新刊、ゲイル・スマク・レモン著のノンフィクション『アシュリーの戦争――米軍特殊部隊を最前線で支えた、知られざる「女性部隊」の記録』(筆者訳、KADOKAWA)が、様々な角度から女性兵の視点で紐解いていく。, 2001年の9.11同時多発テロ事件を引き金に始まったアフガニスタン戦争は、米国史上最も長い戦争となり、未だ終結していない。, アフガニスタンの辺境地域では、男性兵が接触できない女性を隠れみのとして、男性ゲリラが逃亡するという事態が続発していた。, 女性兵だけの特殊部隊が初めて結成されたとき、訓練担当の女性教官が、彼女たちに宛てて個人的に書いた手紙の一文。, 軍内の意見が二分していたことを物語っているが、これを女性兵はアフガニスタンへ向かう機内で何度も読み返す。, ●These are the guys I'm going to be out there with. カリフォルニア州図書館調査局が昨年9月に発表した実態調査によると、イラクとアフガニスタンに派遣された女性兵士の33.5%が米軍内でレイプされ、63.8%が性的いやがらせを受けたと回答した。 タリバン政権はシャリア(イスラム法)の厳格な解釈でアフガニスタンを強権的に支配し、女性たちは事実上、囚人のような生活を強いられた。 米国は先月29日、タリバンとの画期的な和平合意に署名した … This country is still at war, despite the fact that no one even remembers it. 米軍と北部同盟が手を組み、タリバーンを山奥に追い込んでいく掃討作戦に密着した。 アフガニスタンの首都カブールを占拠した武装勢力タリバーンの戦闘員ら。タリバーンは1996年、カブールを制圧して新政権を樹立した=安井浩美さん撮影 1979年生まれのアジタ・ガニザダ(Azita Ghanizada)は、アフガン系アメリカ人女優として有名な美女。. アフガニスタンにおけるもう一つの大きな問題は、女性が妊娠によって命を失っていくといった現状です。女性の死亡者の40%が妊娠あるいは出産の時に命を失っています。これは世界でも一番高い数字で … アフガニスタン美人1:アジタ・ガニザダ. (同性からは、戦争に行きたがるために変人扱いされてきたし、異性からは、自分たちを脅かす存在に見られてきた。キャシーは、長い間、そういう経験をしてきたのは自分だけだと思っていたが、彼女の新しいチームメートたちもそうだったのだ), ――特殊作戦任務を負った女性兵たちは、単なる同胞意識を超えた固い絆で結ばれている。, 戦争に従事する者としない者の隔たりは大きいが、『アシュリーの戦争』はその溝を見事に埋めてくれる。, 男ではなく「女」を戦場に送ることで、読者も「相手の立場に立って」戦争の現実を見つめるからである。, 自衛隊の女性自衛官には、レンジャーに女性自衛官が教育に参加したという話は聞かないし、常に最前線にある機甲科の偵察隊には女性自衛官の配属は今もされていない。. アメリカ  人種問題抗議デモの暴徒化 背後には政治への絶望・疎外感か 「いつ... Qアノン 拡散する陰謀論 トランプ大統領が容認するなかで米政界にも進出 欧州... アメリカ  最高裁判事後任人事をめぐる問題  あらゆるものを政治化するトラン... アメリカ 4~6月期の実質GDP32.9%減 戦後最悪水準 今日で期限切れの失業給付金... アメリカ大統領選挙  コロナで増える「郵便投票」を逆手にとって、トランプ居座... トランプ大統領の独裁国家的発想 民主党市長の都市への連邦政府要員派遣で「法と... 韓国  文在寅大統領、ベトナムで「両国間の不幸な歴史に遺憾の意」表明、しかし公式謝罪ではないとも, マケドニア  EU、ロシア、さらには中国が争うバルカン半島で、EU加盟に向けた一歩, 米軍  駐留女性兵士の3割が軍内部でレイプ被害 相次ぐ駐留米軍による犯罪 “神との距離”, http://jp.ibtimes.com/articles/39976/20130128/521374.htm. 「GLOBE+」を一層お楽しみいただけるサービスをご提供します。, このWebサイトの全ての機能を利用するためにはJavaScriptを有効にする必要があります。, 死んだペットが10万ドルでよみがえる(文字どおり) クローン犬誕生の現場に立ち会った【動画あり】, 【募集終了】これからのビジネスコミュニケーションを考える「GLOBE+ TALK」10月3日(木)開催!.