中国の大連万達グループに買収されたレジェンダリーピクチャーズが製作。潤沢なチャイナマネーのおかげで、壮大なセットに人海戦術、VFXもふんだんに使われ、なんとも贅沢な画面。日本でアクション映画を作っている関係者は溜息をついただろう。格調高い歴史劇も作ってきたチャン・イーモウ監督だが、今回は史実性もテーマも気にせず、童心に帰って楽しむのが一番。それぞれ得意の武器や戦法が異なる五つの部隊が五色の甲冑をまとい、戦隊ヒーローものの拡張版のよう。長城の下へバンジージャンプして剣で怪物をぶっ刺す女兵団に至っては、馬鹿馬鹿しくも格好良くてもはや笑うしかない。司令官役のジン・ティエンは、同じくレジェンダリー製作の「キングコング 髑髏島の巨神」では整形っぽい人工的な顔立ちが気になったが、本作ではそうでもなかった。撮影時期はどちらも2015年なので、メイクの違いなのか、それともこちらが見慣れたのか。, 見る前から何となく予測はできたが…中国資本の大作だが、ストーリーが荒唐無稽。マット・デイモンがまずよくこれ出たなと。ウィレム・デフォー、アンディ・ラウも勿体ない。トウテツって中国の怪物らしいが何だこりゃ。, 一体これは何だったのだろうか?何を観たのだろう?って感じで頭がバグる映画でした。時代はいつなんだろう?肩に目がついた化け物?これだけ化け物がいて中国だけの問題で収まるのか?何故女王が死んだら全員死ぬって分かるの?火薬よりすごい事あんたらやってるぜ?などなど次から次へ変な事が起こる。しかし、子どもは楽しんでたのでそんな事は置いといて観るべき映画なのかもしれない。ただ、何か心に残る台詞だとか、記憶に残るアクションがあるわけでもなく、マット・デイモンが出てなかったら観てなかっただろうと思う。, 作られた意図とは違うだろうけど、SARSやら鳥インフレやら新型コロナやら、世界を脅かす災いは中国からなのですね、わかります。饕餮は漢方薬の原材料にしてみたらよろしいかと。すぐに絶滅危惧種になるでしょう。色鮮やかで綺麗な映像は魅力的でした。あとは、あまり覚えてないな。饕餮多すぎ。一体かと思ってたよ。まるでたちの悪いウィルスみたいに湧いて出るし都に押し寄せるし。ウィルスも女王株倒したらおしまいだったらしいいよね。最初に隠蔽しなければ世界はこんなことにならなかったよ、習近平。, 超お金かけてるけど大コケした映画。マット・デイモン、ぺドロ・パスカル、ウィレム・デフォー出てるのに。評判悪かったから期待しないで見たけど、そんなに悪くは無い。中学生が思いつきそうな内容ではあるが。マットとペドロの相棒感が良かった。主演の中国人女性綺麗だった。中国の映画初めて見たかも。大昔の話だからか、中国だからか分からないけど服装とか攻撃の動きとかちょっと面白かった。大量の怪物を倒すにはリーダーを倒せば良いっていう設定は「ゲーム・オブ・スローンズ」と似てるし、戦いの時太鼓を叩くのは「マッドマックス怒りのデスロード」に似てる。あの怪物は饕餮(とうてつ)と呼ばれるものらしい。中国に古くから伝わる伝説の生き物で、万里の長城もその怪物から守るために作られたという諸説もある。字幕でいきなり饕餮と出てきて、最後まで読めずモヤモヤした。普通こんな難しい漢字にはフリガナとか中国語の読み方とか書いてあるのに、、!制作時、マット・デイモンはマンチェスターバイザシーのプロデューサーを任されていて、自身も監督・主演をやる予定だったがグレートウォールとオデッセイの撮影が入ったため、主演をケイシーアフレックに任せた。なんとマンチェスターバイザシーはアカデミー賞主演男優賞に選ばれた、、!マットのマンチェスターも見たかったなー選択を間違えた感ある。まぁ、5歳の時から可愛がっているケイシーが主演男優賞取ったのは自分が取ったのと同じくらい嬉しいのかな?ケイシーが完璧な演技をしてくれたから、後悔は全くしていないと言っていたし。, 世界観や怪物、時代設定などハードルはいくつかあるが、ハイファンタジーが苦手な自分もすんなり視聴できた。マット・デイモン好きであるがゆえということもあるが、こういうハイファンタジーな世界観の作品は、リアリティに追求しすぎるより、圧倒的な美しさがあれば見続けることが可能になるのか…。ロード・オブ・ザ・リングもその類だが、あちらはそれ以上に面白い!ゆえに、ストーリーで見せるというより、テンポや華やかさ色彩美などで映画ってすごいよね!と思わせる技術的な側面が大きい。目が肥えている方にはもの足りないのかな。十分に面白く感じたし、ちゃんと最後まで観れる作品です。, エイリアン2を思い出させるけど、エイリアン2ほど面白くなかなー。マット・デイモンが禁軍、というか女の将軍に感化されて行くシーンは説得力ないな。怪物との戦いも接戦でないのであまり危機感なかった。エイリアン2の時みたいに常に絶体絶命状況であればもっとハラハラ出来たんじゃないかな。設定とか好きだし映像もよかったのにちょっと残念。, 「宋」時代、マット・デイモン扮する傭兵ウィリアム達は謎の獣に襲われながらも、万里の長城に辿り着き長城を守る禁軍に加わり、60年に一度姿を現す「饕餮」から長城を守る任に就くことを決意する。 鷲軍、虎軍、熊軍、鹿軍、女性兵士で構成される頂上からダイビングし、相手を攻撃する鶴軍で構成される禁軍。取り分け印象的だったのは、青い甲冑に身を包み、ロープの反動を利用し攻撃する鶴軍とジン・ティエン演じるリン・メイ司令官の美しさであった。 饕餮が壁を攀じ登るシーンを始め数々のシーンは迫力があるが、ほぼCG。 マット・デイモンがその存在感を余り発揮できていない部分も少し残念だった。ウィレム・デフォーも同様。 物語及び映画としての見応えはあったのだが、監督はチャン・イーモウである。ピーター・ジャクソン作品であればウームとなるのだが・・・(すいません)。 僅かながら、中国映画とハリウッド合作の行く末を危惧した作品。 ご存知の方も多いと思うが、マット・デイモンは当初は、「マンチェスター・バイ・ザ・シー」の監督・主演を務める予定だったが ”スケジュールの都合” でプロデューサーになり、親交厚いベン・アフレックの弟ケイシー・アフレックに主演を譲り、ケイシーがアカデミー主演男優賞を受賞した。 マット・デイモンは大好きな俳優だが、彼の心中は如何だったのだろうかと下衆な想いを抱いてしまった作品でもある。 <2017年4月16日 劇場にて鑑賞>, 化け物 一体倒すのにかなりの労力がいる設定なのに万里の長城や最後の城?が落ちない不思議だって数が何万 いや何十万くらいいるのに…あと張芸謀監督特有の色が軍隊の鎧や建物など各所に表現されていたがそれが返って 貧困国中華の非現実さになって萎えた他にも萎えポイントは一兵卒までオール装備ありえないし気球の乗り場がイカダみたいで良くその不安定さで汴京まで行けたな 何十時間かかるよ普通燃料持たないでしょというツッコミは映画なんであえてしません ただ人がいる所があまりにも…設定では仲間が加えて連れて帰るようになっているけど何十、何百と化け物が倒されるのだが戦場には一体も死骸がない勘弁してくれ中国映画, マット・デイモンやデフォーなど豪華な出演人を迎えたB級映画です。ストーリーもよくある話で新鮮味はないですが、暇つぶし程度にはなります。, 正直、えっ!こんな映画だったの??予想外。スケールはデカイし、アクションも迫力はあるが、所詮それだけの作品。随分金は掛かっているんだろうけど、設定も脚本もダメダメ。ツッコミどころのオンパレード。凛とした美しさのジン・ティエンが唯一良かっただけ。マット・デイモンも、出演作品選ぼうよ。, こんなのマジかよ~と思う方は「SFスペクタクル」としてとらえると面白く感じると思います。, スケールがでかい。でか過ぎ。こんなにでかい必要があるのかというくらいでかい。万里の長城は異星の怪物との長い戦いのために造られたのだという。なんてことだ。女性軍団のバンジージャンプ作戦は弱すぎるだろう。ほぼ自爆みたいだし、女性なのにいやな部隊をあてがわれたものだ。全体的におもしろく見れたわけだが、このやり過ぎ感は滑稽でもある。それは万里の長城の存在自体とリンクするところでもあるのだが。, 中国とアメリカの合作ということで個性的な作品に。色鮮やかな映像が印象的。ストーリーもよくできていて面白かったです。, レンタルDVDで鑑賞。 万里の長城は実は怪獣軍団の襲撃を防ぐためにつくられた要塞だった…。何とも興奮と興味をそそる設定! 特撮怪獣映画好きの血が無条件にたぎって来ました! 「パシフィック・リム」といい「モンスター・バース」といい、最近数々の怪獣大作映画を手掛けているレジェンダリー最高かよ! 中国の映画会社に買収されたことで思いっ切り中国資本が流れ込んで、諸シリーズに中華要素が入ることが多くなって来て批判も多いですが、物語のスケールが広がり国際色も豊かになって個人的にはめちゃくちゃ好きです。 本作もしかり。しかも時代劇というのが好ポイント(笑) 中国の歴史を扱った作品なのに何故白人が主人公なんだ、という批判が巻き起こったそうですが、別に白人を英雄視している内容では無いなと思いました。 ハリウッド大作に比べて低予算なのは否めませんが、CGで描かれた中国神話の怪物として知られる“饕餮”は凶暴そのもの。非常に“怪獣”らしいなぁ、と…。 人間大サイズというところが恐怖を掻き立てて来ました。女王を中心とした組織立った軍隊的な怪獣である点もレギオンみたいで面白かったです。 万里の長城に仕掛けられた数々のカラクリ兵器が楽し過ぎました。「そうくるか!」と観ていて純粋に興奮しました。 中国映画ならではのワイヤー・アクションなどの見どころがいっぱい! 美しき女性部隊が華麗にバンジージャンプを決めるシーンが好き(笑) それ以外も超絶アクションの連続! 万里の長城での防衛戦からクライマックスの都での市街戦など、迫力の場面が目白押しでした。塔に群がる饕餮…(笑) 絶体絶命の状況の中で戦い続ける戦士たちの姿に胸熱大興奮! キャストもめちゃくちゃ豪華。 マット・デイモンにレジェンダリーの怪獣映画に立て続けの出演となったジン・ティエン、ベテラン俳優ウィレム・デフォーにアンディ・ラウ、「マンハント」でましゃと共演してキレキレのバディ・アクションを披露してくれたチャン・ハンユー…。これでアクションシーンが面白くないわけが無い! 批評的にも興行的にも成功とは言い難い評価を受けた本作ですが、予定調和的なストーリーも、観ていて安定感のある抜群のアクションも、最高の一言でした(笑), 見どころ解説・レビュー 実話から着想を得た感動サクセスストーリー! 中条あやみの熱演光る!, 【2週間無料トライアル】メジャーからZ級まで世界中のホラー映画・ドラマが《見放題》, 「鬼滅の刃」興行収入200億円突破! 歴代興収ランキング5位に2020年11月9日 12:12, 北川景子主演「ファーストラヴ」本予告完成 Uruが主題歌に書き下ろし曲、挿入歌に新曲を提供2020年11月9日 05:00, 永瀬正敏、「Malu 夢路」での謎の男役は「でき上がって初めて知った」2020年11月9日 12:00, 庵野秀明初監督OVA「トップをねらえ!」全6話を劇場上映 来場者特典は生コマフィルム2020年11月9日 08:00, 柳楽優弥、北斎が「鬼滅の刃」に与えた影響に驚き 田中泯は「北斎に喜んでほしい」と願いこめる2020年11月9日 18:20, 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出演はギレルモ・デル・トロの監督の盟友ロン・パールマンに、『タイタニック』でレオナルド・ディカプリオの敵役を務めたビリー・ゼイン。TVドラマ『ブラザーフッド』他数々の映画に出演している、ベイツ・ワイルダーが出演しています。, ヒューマントラストシネマ渋谷とシネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2020」上映作品。, 1918年11月、第1次世界大戦も連合国とドイツの休戦協定の発効が迫り、ついに終結の時を迎えようとしていました。しかし休戦時の領土獲得を狙い、各地で戦闘が続いていました…。, 11月8日、アメリカ外征軍による攻勢で激戦が続くアルゴンヌの森。最前線の部隊の指揮官リバース大尉(ベイツ・ワイルダー)は、戦闘の記憶のフラッシュバックに苦しめられていました。その前にリチャードソン軍曹(アーロン・コートー)が現れ、大尉は我に返ります。, 軍曹は敵の人数と機関銃の配置を報告します。戦線の彼らの隣では、黒人兵で編成された365連隊、通称「バッファロー部隊」が戦っていました。, 戦闘訓練が不足していると、黒人部隊を偏見の目で見る米軍将兵も少なくありませんが、彼らを指揮する白人将校は、部下の黒人兵に信頼を寄せていました。, リバース大尉はリチャードソン軍曹と共に、敵の間近に迫ります。彼らは部下と共にドイツ軍陣地に突撃します。しかし敵の機関銃と防御砲火で、アメリカ兵は次々倒されます。度重なる戦闘で精神をすり減らし、恐怖に囚われ最前線で動けなくなるリバース大尉。, 突然戦場に現れた黒人兵に殴られ、しっかりしろと励まされたリバース大尉。我に返った彼はリチャードソン軍曹に合流し、生き残った兵士を掌握します。, 大尉に指揮された兵士は手榴弾で機関銃座を破壊し、ドイツ軍の塹壕に突入します。激しい白兵戦の末に塹壕の敵兵を倒し、部隊はドイツ軍の前線司令部を制圧しました。, ドイツ兵が米軍から奪った星条旗を見つけたオマリーら部下の兵士は、それを取返し我が物とします。リバース大尉の震えが止まない手を、リチャードソン軍曹は見て見ぬふりをします。大尉は軍曹とカーバー伍長に、陣地の確保と司令部への伝令を派遣を命じます。, 戦場には多くの敵味方の死体が横たわっていました。その中には黒人兵の姿もありました。, 11月9日。フランスのショーモンにある司令部で、モリソン大佐(ビリー・ゼイン)は365連隊の黒人兵小隊が、アルゴンヌ戦線で行方不明になったとの報告を受けていました。, 黒人部隊は最前線を進み過ぎて孤立したのです。その側面には第77師団、通称「自由の女神師団」がいました。直ちに米外征軍最高司令官、パーシング将軍(ロン・パールマン)に事態を報告するモリソン大佐。, パーシング将軍は黒人部隊の活躍を高く評価していました。一方でまもなく休戦だというのに、領土を巡り最後まで死闘を続ける独仏両軍の戦闘に、米軍部隊が巻き込まれ死傷者が増える事態を憂慮していました。, モリソン大佐の報告を受けた将軍は、休戦協定発効までに土地を奪還しようと、孤立した黒人部隊にドイツ軍が攻め寄せてくると判断します。, 米本国で権利と真の自由を獲得するために、ヨーロッパで戦っている黒人兵たちを、パーシング将軍はリンカーン大統領の言葉を引用して讃えます。将軍は最前線の丘の上で支援もなく戦っている黒人部隊を、必ず無事救出する必要があるとモリソン大佐に伝えます。, 前線の司令部をリバース大尉は訪れていました。司令部の将校は使える兵士をすべて前線に送った結果、訓練や装備の不足で多くの死傷者が出たと嘆いています。そこで365連隊の、孤立した黒人部隊の救出を命じられるリバース大尉。, 大尉は部下には黒人が苦手な者もいる、と断りますがこれは命令だと言われ従います。彼はリチャードソン軍曹と与えられた任務について検討します。2人はドイツ兵が潜む前線を突破し、黒人兵を連れ戻す任務であれば、少人数で向かうべきとの結論に達します。, 2人とカーバー伍長、兵士のピンチェリ、オマリー、クインそしてカルディーニが救出に向かうことになりました。そして道案内を頼むべく、孤立した部隊の場所を知る黒人部隊の二等兵ケイン(ハイラム・A・マレー)を探します。, ケインを探し出しますが、その黒人部隊の白人将校はリバース合に、能力に劣る黒人兵が目障りでお荷物だと、これ見よがしに言い捨てます。同期の友人、ロバーツ大尉が黒人部隊を指揮しているリバースに、その言葉は不当に思われました。道案内の命令に喜んで従うケイン二等兵。, リバースの部下の白人兵は、黒人兵のケインが加わると知り動揺しますが、任務を果たすまでの一時的な処置と説明され、大尉の命令に納得しました。こうして部隊は出発します。, 部隊は森の中を進み、最前線で両軍兵士の負傷者を世話する、赤十字の野戦病院に到着しました。看護婦・クレイボーンにここは危険だと言い、後方に下がるよう告げるリバース大尉。しかし彼女ら赤十字の職員は、務めを果たすためこの地で負傷兵の看護を続けます。, この先の丘の上に部隊がいるというケイン。孤立した部隊の生死に関係なく、任務を果たそうとリバース大尉は部下に告げます。しかし部下の白人兵は、ケインに差別的な態度をとります。それは黒人への偏見だけでなく、休戦間際に危険な任務を与えられた怒りもありました。, 目の前に家が現れます。部下に警戒を命じる大尉。そこにドイツ兵がいて、機関銃で射撃をしてきます。リチャードソン軍曹と部下の兵士、そして黒人兵のケインも勇敢に行動します。, すると別方向からドイツ兵を攻撃する部隊が現れ、敵は排除されました。現れた部隊は「バッファロー部隊」が派遣した偵察部隊でした。彼らとの接触を喜び、孤立した部隊への道案内を頼むリバース大尉。, その頃司令部のモリソン大佐は、ついにドイツ側が休戦協定に署名したと将軍に伝えていました。休戦の発行は11月11日の午前11時。休戦の条件を読み上げ喜ぶ大佐ですが、パーシング将軍は休戦までの残る時間、領土を巡り独仏が最後まで争う事態を危惧していました。, そして「バッファロー部隊」は最前線で孤立したままです。自分の”ブラック・シャック″のあだ名を知っているか、と大佐に訊ねるパーシング将軍。彼はかつて黒人部隊、第10騎兵連隊を率いて活躍し、このあだ名で広く知られていました。, 黒人兵の勇敢さを知り信頼を寄せている将軍。しかし休戦までに土地を取り戻そうと、ドイツ軍は孤立した「バッファロー部隊」に全力で攻め寄せるでしょう。パーシング将軍は何としても、彼らを救いたいと考えていました。, 日が傾く頃リバース大尉は、戦闘の記憶のフラッシュバックに襲われ苦しんでいました。そこに現れたリチャードソン軍曹が声をかけます。休むよう勧める軍曹の言葉を断った大尉は、軍装に間もなく戦争は終わると語りかけます。, 2人はフランス軍の黒人兵を初めて見た時など、思い出話に花を咲かせます。彼らはインディアンのように勇敢な、真の戦士だと話す大尉。黒人部隊を指揮していた友人のロバーツ大尉の死を惜しみ、寝ている間に戦争が終わってくれれば、と語り眠りについたリバース大尉。, 翌朝、部隊は「バッファロー部隊」が占拠した丘とを目指し進みます。大尉は黒人のケイン二等兵と、懐かしい故郷について語り合いながら進みます。, 突然、爆発が起きます。兵士のピンチェリがドイツ軍の仕掛けたトラップに引っかかりました。皆が駆け寄りますが、彼は苦しみながら命を落しました。, お前のせいだとケインに迫るカルディーニ。孤立した部隊救出の任務で犠牲者が出た事で、戦友を失った兵士たちは動揺し、黒人のために死ぬのは嫌だと訴えます。, リバース大尉は自分が戦場の記憶、当時ようやく存在が知られ始めたシェル・ショック(PTSD)で苦しんでいると打ち明けます。先日の突撃の際、不覚にも恐怖に襲われ動けなくなった自分を励まし、安全な場所に移動させてくれたのは黒人兵だと語ります。, 我々は今こうして戦っている以上、肌の色に関係なく仲間だと訴える大尉。去りたいなら去れとの言葉に、兵たちはここに残り、共に戦うことを約束します。黒人兵のケインに、改めて手を差し出すカルディーニ。, パーシング将軍の最高司令部上空では、両軍の戦闘機による空中戦が続いていました。モリソン大佐が、第77師団の部隊が孤立した「バッファロー部隊」との連絡に成功したと将軍に告げます。, しかしドイツ軍は土地を奪い返すべく、最後の攻撃に転じるでしょう。パーシング将軍は何としても黒人部隊を救出し、連れ帰るように命じます。, リバース大尉の部隊は、ついに「バッファロー部隊」が占領した丘に到着しました。ケイン二等兵はこの地を守る黒人兵のジョンソン伍長と握手を交わし、小隊の指揮官ペリー軍曹も笑顔で彼を迎えます。, ペリー軍曹は、大尉に増援で来てくれたのかと訊ねますが、リバースは軍曹に戦争は間もなく終わるので、直ちに丘から撤退せよとの命令を伝えに来たと告げます。, 撤退せず最後まで戦いたいと主張するペリー軍曹と、リバース大尉は2人きりで話します。リバースの友人、ロバーツ大尉が軍曹の上官でした。戦うためにフランス送られた黒人部隊でしたが、軍は長らく彼らを、塹壕堀りや荷物運びの労役に使用していました。, それに抵抗して黒人部隊にも白人部隊同様、戦闘に参加させて欲しいと訴え続けたロバーツ大尉。そしてようやく実戦に参加し、「バッファロー部隊」はロバーツを失いながらも、先頭を切って敵地を進み、ようやくこの丘を奪ったのでした。, 何があっても黒人部隊の誇りにかけ、丘を守るというペリー軍曹。リバース大尉がドイツ軍はこの丘に死に物狂いで攻め寄せて来る、と説明してもその決意は変わりません。, いつ引き返すのか尋ねたリチャードソン軍曹に、休戦協定発効までこの丘を守り、その後彼らを連れ帰ると告げるリバース大尉。, 「バッファロー部隊」のジョンソン伍長は、丘に展開する部隊について説明します。兵の数は少数ですが、銃弾や手榴弾、ドイツ軍から奪った機関銃など、装備は充分にありました。大尉とリチャードソン軍曹は陣地の弱点を補強し、丘の守りを固めます。, カルディーニら部下の兵士たちも、今は黒人兵と共に戦い抜くことを決意していました。ケイン二等兵に声をかけるリバース大尉。彼は戦場で動けなくなった自分を殴り、そして助けた黒人兵はケインだと気付いていました。, 君が私を救ってくれたと、ケインに告げるリバース。皆戦場では怖い、私は大尉にとって必要としたことを行っただけです、と告げるケイン二等兵。, そこにリチャードソン軍曹が、ドイツ軍が白旗を持って現れたと告げます。ドイツ軍の将校は明日の11時に戦争は終わる、アメリカ人にとって無益なフランスでの戦闘を止め、降伏するようにリバース大尉に要求します。, 丘にドイツ軍の2個連隊が向かっていると告げられても、大尉の決意は変わることなく、丁重に降伏を拒否します。ドイツ軍将校は明日の夜明けまで、降伏の猶予を与えると告げ立ち去りました。, 明日は困難な戦いが予想されますが、丘の米兵にとって一番の脅威はドイツ軍の大砲です。リバース大尉はリチャードソン軍曹を偵察を送り、敵の大砲と砲弾の発見と爆破を命じます。, 11月11日の夜明け、丘にドイツ軍が迫ってきます。その攻撃が始まる前に、リバース大尉の派遣した部隊は敵の砲兵を攻撃、犠牲を払いながら目的を果たします。, しかし数で勝るドイツ軍部隊は、丘を奪還すべく攻め寄せてきました。重機関銃や軽機関銃を駆使して次々敵を倒し、陣地に突入したドイツ兵を撃退する白人兵と黒人兵。, しかしドイツ兵に圧倒され、兵たちを後退を命じるリバース大尉。リチャードソン軍曹は部下と黒人兵と共に反撃に転じ、白兵戦で抵抗します。団結して戦う彼らに、もはや人種の違いはありませんでした。, 米外征軍最高司令部は、停戦を前に最期の攻勢に出たドイツ軍に対し、各部隊に現在地を守り抜くよう命じていました。モリソン大佐に対し、ドイツは屈服するだろうがやがて復活し、いずれまた戦争を挑むだろうと語りかけるパーシング将軍。, 丘の上では激戦が続いていました。倒れた白人兵が持っていた星条旗を、黒人のケイン二等兵が引き継いで受け取ります。これ以上後退できないと悟ったリバース大尉は、最後の抵抗を命じました。, 白人兵と「バッファロー部隊」の黒人兵は、共に突撃を試みます。ケイン二等兵の手には星条旗が握られていました。激しい白兵戦の末、彼らはドイツ兵を丘から撃退し、ついに休戦となる11時を迎えます。, しかし負傷した大尉は力尽きようとしていました。目の前の白人、黒人の部下に対し、必ずしも戦争に勝ったものが正しいとは言えない、しかし我々が共に戦ったのは、間違いなく正しい行為だと告げるリバース大尉。, 大尉は家族に宛てた手紙をケイン二等兵に託します。その手紙には、故郷の家族への思いが綴られていました。1918年11月11日11時が過ぎ、戦場から銃声が消えた時、白人兵と黒人兵に見守られリバース大尉は息を引き取りました。, 孤立した兵士を救いに行くお話に、”なに、この『プライベート・ライアン』みたいな映画?”と思った方。その感想間違いないですが、改めて映画の背景を説明しましょう。, 1917年に第1次世界大戦に参戦したアメリカ。そのヨーロッパ派遣軍総司令官になったのが、ロン・パールマン演じるパーシング将軍です。, アメリカに長らく人種差別が残るのは周知の事実ですが、問題を抱えながらも早期から黒人兵は、米軍の一員として活躍しています。南北戦争での姿は、デンゼル・ワシントンの出世作となった映画、『グローリー』などで描かれています。, 南北戦争後、縮小された米軍は改めていくつかの黒人部隊を編成します。その一つが第10騎兵連隊で、対インディアン戦争で活躍することになります。様々な説がありますが、黒人兵の縮れた髪を見たインディアンが、彼らを”バッファローのような縮れた毛を持つ戦士=バッファロー・ソルジャー”と呼び、その名が一般にも広まったと言われています。, 対インディアン戦争の時代に、第10騎兵連隊を指揮した将校の1人が後のパーシング将軍。黒人兵を指揮し活躍した実績から、映画で紹介された”ブラック・シャック″のあだ名で、広く呼ばれるようになります。, 様々な経歴とエピソードを持つパーシング将軍は、第1次世界大戦中の黒人部隊の扱いについて、多くの議論を呼んでいる人物です。しかし映画が黒人兵の理解する指揮官として描いた背景には、このような歴史的事実があります。, 対インディアン戦争の活躍から黒人兵は”バッファロー・ソルジャー″、第10騎兵連隊は「バッファロー部隊」と呼ばれるようになります。やがてその名は米軍の黒人兵、黒人部隊全体を示す言葉となりました。, 第1次世界大戦への参戦で、急速に巨大化した米陸軍。黒人兵部隊も増強され、映画に登場する365連隊が所属する、”バッファロー・ソルジャー″の通称を与えられた黒人部隊、第92師団が編制されます。, こうしてヨーロッパに派遣された第92歩兵師団ですが、内部に人種差別が存在する米軍は、その扱いに苦慮した結果、当初は後方での労役に使用されることになります。するとその待遇に黒人兵は不平を漏らし反発し、その反抗的な態度に白人将校はさらに侮蔑的な扱いを行う、という悪循環に陥った時期もありました。, それでも戦闘訓練を受けた第92歩兵師団は、1918年9月末に開始され終戦まで続く、ムーズ・アルゴンヌ攻勢、通称”アルゴンヌ森の戦い”に投入され活躍します。この戦いに投入された部隊の1つが、リバース大尉の部隊が所属する、通称「自由の女神師団」こと第77師団です。, 第77師団は左右をフランス軍と、第92師団を含む米軍に守られ前進しますが、10月2日に一部の部隊が前線でドイツ軍に包囲され、孤立する事態が発生します。孤立した部隊は”Lost Battalion″(失われた大隊)と呼ばれ、その救出に激しい戦闘が繰り広げられます。, 多くの犠牲を出しながらも、包囲された部隊はドイツ軍の攻撃に耐え、8日に部隊は救出されました。このエピソードは米国でも大々的に報じられ、翌年にはこの戦いの生存者も出演したサイレント映画、『The Lost Battalion』が作られ公開されています。, さて紹介してきたように、第1次世界大戦=”The Great War”における、黒人部隊やパーシング将軍、そして”アルゴンヌ森の戦い”の様々なエピソードを交え、創作されたのが本作『グレート・ウォー』だと、ご理解頂けたでしょうか。, 近年新たな資料の発掘やCG技術の進歩、撮影に使用できるレプリカの製作といった背景から、各国で新たな戦争映画が製作されています。アメリカでも低予算の戦争映画が、数多く制作される状況がやってきました。, こういった映画で、製作・監督・脚本、更に出演と大活躍しているのがスティーブン・ルーク。本作は彼の戦争映画に対する熱意が詰まった作品、と言って間違いありません。, 近年続々生まれるこの手のアメリカ製戦争映画が、小規模の部隊による攻防や、戦車対戦車といった局地的な戦いを描いた、いわゆるB級映画の体裁をとっている事情も、製作の規模や環境を考えると大いに理解できます。, その中で本作は第1次大戦を舞台に、米軍最高司令部まで描いた大作。空には当時の複葉戦闘機が飛ぶ再現度…ですが、前線の戦闘シーンは少人数同志の攻防で描かれます。, このチグハグ感がツッコミ所のようで、戦争映画ファンから厳しい声が寄せられています。ロケ地は当然ヨーロッパではなくミネソタ州。エキストラの1人が所有する土地で、映画のロケやサバイバルゲームに使用される場所です。第2次世界大戦のアジア各地の戦場を、日本国内でロケしたような違和感を、アメリカの方なら感じるのかもしれません。, クライマックスはまるでCGシーンでは大人数なのに、役者シーンになると寂しくなる、最近の大河ドラマの合戦シーンを思わせる、小さな規模での白兵戦。製作環境から考えると止むを得ない、脚本は上手く設定していると、ここは広い心で許してあげましょう。, 最近量産される小規模戦争映画で活躍する、スティーブン・ルークが手掛けた映画『グレート・ウォー』。さすがこのジャンルで活躍する男、脚本には歴史・戦争マニアが喜ぶ様々なエピソードが含まれていますが、製作規模から考えると、少々欲張り過ぎた感があるのも事実です。, 本作のエキストラはロケ地・ミネソタ州の、第2次世界大戦などの軍装ファンの有志が多数参加しています。映画には彼らが持ち寄った装備や武器、ユニフォームが登場しています。, 映画には小銃、ブローニングM1918自動小銃だけでなく、フランス製のショーシャ軽機関銃や塹壕戦用のショットガン、迷彩したヘルメットに旧式の防弾チョッキなど、マニアが喜ぶアイテムも数々登場します。これらの品々も、エキストラに参加した方の自慢の逸品でしょうか。, そんな製作の舞台裏を想像すると、何か憎めない感もある本作。戦争映画ファン・戦史ファンなら、史実とは異なっていても、映画の背景にあるこだわりに注目して下さい。, 黒人兵の「バッファロー部隊」である第92師団は、第2次世界大戦ではイタリア戦線で活躍、その姿はスパイク・リー監督の映画、『セントアンナの奇跡』で描かれています。併せてご覧下さい。, しかし本作で一番”差別”が感じられるのは、白人兵と黒人兵の間ではありません。ロン・パールマンとビリー・ゼインと、それ以外の出演者にある越え難い壁。この2人のシーンだけ、カリフォルニアで別撮りでした。これは昔から変わらぬ映画の宿命、どうにも仕方ありません…。, 次回の第25回はデストピアで孤児たちと共に戦う女戦士を描いた映画『ジェシカ』を紹介いたします。, Tags : アメリカ映画 / ミッドシップ / 2020年公開 / 増田健 / 未体験ゾーンの映画たち2020見破録 / スティーブン・ルーク, 『ブラックミラー ホワイト・クリスマス』考察とネタバレ感想。どんでん返しが評価を受ける人間の心の闇を描くドラマスペシャル|SF恐怖映画という名の観覧車114, 連載コラム「SF恐怖映画という名の観覧車」profile114 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