シリア内戦をわかりやすく解説 |反政府組織って? シリア内戦の現状は、アサド政権vs反政府組織という構図ですがこの反政府組織はちょっと複雑なのです^^; 打倒アサド政権では一緒なのですが、『でもお前と組むのは嫌 当記事をご覧いただき、ありがとうございます。 中島です。 当記事では最後に「まとめ」として取得した知識の確認のために、簡単な問題を一問一答形式で用意しています。ぜひ、ご活用ください。 19年4月になって、北アフリカのリビア内戦の話題がにわかに各種メディアに沸き起こりました� シリア内戦のこれまで経過と背景をわかりやすくまとめ。シリアでは現在もアサド政権と反アサド政権の内戦が継続中。政権を巡る争いが大勢の犠牲者(一般市民)を出しています。シリア国内の情勢は常時不安定。世界で最も危険な. だから、このような現状を踏まえて大胆に言えば、シリアの向かう先は、多くの西側の政治家の言うような「泥沼」などでない。むしろ、軍事的. 2011年から続くシリア内戦では、様々な要因が複雑に絡み合っており、解決までには多くの課題が残されています。この記事ではシリア内戦の現状や原因、経緯を解説します。シリア内戦の原因・現状は?難民の人々が必要としている支援と�, みなさんは、2018年4月現在も続く シリア の内戦を日頃の生活の中で考えることはあるでしょうか?私は恥ずかしながらほとんどありません。おそらくですが、日本に住む多くの人々は、他国で行われている戦争を日々の生活の中で思い出すことはほとんどないのではないでしょうか� 今こそ、シリアに支援が必要です 父親と歩く、カウザー、ユスフ、オマールの3人の子どもたち。 戦闘で激しく破壊されたシリア・ホムスの町には、この一家のように人々が戻り始めていますが、夕暮れになっても灯はともらないままです� 難民問題とは、難民の保護・救済に関する問題です。主な原因は政治的な紛争や内戦、人種差別、宗教問題、自然災害などがあります。 難民問題は各国の状況によって異なるため、世界の難民の現状と生活についてわかりやすく解説します�, シリア・アラブ共和国(シリア・アラブきょうわこく、アラビア語: الجمهوري ة العربي ة الس وري ة )、通称シリアは、中東のレバントに位置する共和制 国家。北にトルコ、東にイラク、南にヨルダン、西にレバノン、南西にイスラエルと国境を接し、北西は東地中海に面する� シリアは中東の真ん中あたりに位置する国です。 民族的には国民の 約90%はアラブ人 で、 約8%がクルド人 、約2%がその他です。 宗教的には 約87%がイスラム教 、 約12%がキリスト教 、約1%がその他となっています。� 目次 1 世界の難民数の現状 1.1 「難民」の定義 1.2 避難民の総数(2015年) 2 避難民が多い国 2.1 5位:スーダン(約390万人) 2.2 4位:アフガニスタン(約410万人) 2.3 3位:イラク(約490万人) 2.4 2位:コロンビア(約720万人). 〜気になるところ、さらっとちゃらっとわかりやすく解説! という方のために今回は、なぜシリアで内戦が起こっているのかを簡単ですがわかりやすく解説し�, // 化学兵器を使用したことによって話題になっているシリア。 シリア国内の内戦というのが化学兵器使用の要因となってしまったわけですが、そもそもどうして内戦は起きてしまっているのでしょうか? 国内のケンカの原因を子供にも分かるように解説したいと思います�, 【シリア 内戦 わかりやすく】 シリアの内戦をわかりやすく説明します! Sponsored Link 高瀬 「シリアの内戦で周辺国に逃れた難民は、およそ560万人いると言われています。 このうち、隣国レバノンの建設現場で働く人たちを描いた. トランプ氏は、シリアに自国軍を駐留させるロシアから報復攻撃を受け、シリア内戦の泥沼に引き込まれることを警戒し、「抑制した軍事作戦. 9月21日にアメリカは年間7万人としているシリアなどの難民の受け入れを10万人に拡大すると発表しました。さらに、その内訳として1万人はシリア難民にわりあてるという計画も同時に発表しました。 これは、もともとオバマ大統領が「シリア難民を1万人受け入れる」とした方針の説明は. その名の通り共和制、大統領制の国ですが、1963年の3月8日革命でのクーデター以降は. シリアにいたときは、セラミックの製造工場などを経営し、ダマスカスの国際見本市にも参加していたビタールさん。「アサド政権は、大量破壊. シリア 現状 わかりやすく 【ホンシェルジュ】 2011年に始まってから、いまだに終息の兆しが見えない「シリア内戦」。多くの犠牲者や難民を出しています。 現在ではクルド人勢力やトルコ支援勢力も加わり、宗教的そして政治的思惑が複雑に絡み合ってシリア情勢は混乱を極め、未だに内戦は続いている状態です。 こうした内戦の経緯により、多くのシリア難民が各国へ流入する事態となっています。 2011年から9年が経過する現在でもシリアの内情は混乱を極め、終わりの見えない内戦状態が続き、解決の糸口は見えていません。 (出典:法務省 「国別情報及びガイダンス シリア: シ … 8年目に入った内戦に引き裂かれたシリアの現状は、悲惨だ。 多くの難民が国外に逃れただけでなく、人口約2200万人のうち610万人が国内避難民と. Copyright © NNS Co., Ltd. ALL RIGHTS RESERVED. ここ数か月、ニュースや新聞などでよく目にする「IS IS(イスラム国)」。 シリアで日本人が捕えられたことも、 ますます拍車をかけていることでしょう。 中東地域で何か大変な紛争が起こっていることはわかる、だけど実 のところ具体的に何がどうなっているのかはわからないという方が 多い. ヨーロッパ難民問題とは、多くの難民がヨーロッパ各国に流入し人権問題や社会、政治問題を生んでいることです。2018年には58万人が流入しており、各国では排外主義も生んでいます。難民問題を詳しく解説しています。 シリア内戦、難民問題-随時更新【1ページでわかりやすく解説】内戦の原因から現在(2016.3)の状況まで 2018年12月18日 「シリア内戦」や「シリア難民」について、わかりやすく解説してくれているサイトは多くありません。 【イスタンブール=木寺もも子、ワシントン=中村亮】隣国のシリア北部に軍事侵攻したトルコは22日のロシアとの首脳会談で、敵対するシリア側の. 中東シリアで内戦が勃発したのは今から8年前、2011年。東日本大震災が起きた年だ。このところ膠着状態が続いていたが、今年10月、トルコ軍がクルド人武装組織の支配するシリア北部への越境作戦に踏み切り、にわかに動きが. > シリアの現状-0 これって何を指すか、知っていますか? 中東研究家の 尚子先生が、わかりやすく説明します。 「中東問題」と聞くと、「シリアの内戦? それと. 現在、世界で起きている数々の社会問題の中でも、中東にある国・シリアが悲惨な状態となっています。, 今から約8年前に紛争が始まってから、現在も被害はとどまることを知りません。この間に生まれた子どもたちは、人生において様々なことを学ぶ貴重な時間を、戦争によって奪われている現実があるのです。, 今回は、シリア内戦が起こった原因や現状、子どもたちへの被害や私たちができる人道支援などについて詳細に解説します。, 「ちょっといい明日づくり」に挑戦する私たちgooddoと一緒に、まずは無料で社会支援をしてみませんか?, この無料支援は、「すべての生命が安心して生活できる社会の実現」を目的とする「認定NPO法人テラ・ルネッサンス」に10円の支援金として贈られます。, シリアで続いている内戦は、「21世紀最大の人道危機」とも呼ばれており、世界レベルで関心を向けるべき事柄とされています。内戦の発端は2011年の「アラブの春」から始まったと言われているのです。, 「アラブの春」は北アフリカに位置するチュニジアで発生した反政府デモに端を発して、中東・北アフリカ諸島に拡大。長期独裁政権が続いていたチュニジアやエジプトでは大統領が退陣、リビアにおいては反体制派との武力衝突を経た政権交代が行われるなど、かつてない大規模な政治変動となったのです。, これまでは限定的にしか政治参加できなかった一般の人が原動力となったのが大きな特色であり、経済的格差や独裁政権による統制、政治参加の制限などに対する民衆の不安の高まりが背景にあるとされています。, 一般の民衆はSNSや衛星放送などのメディアによって連帯と情報共有を図っており、かつてないスピードで国境を超えて民主化運動が拡大したのです。, この流れは、シリアでも起こり、全国各地で反政府デモが発生しました。しかし、これに対してアサド政権は治安部隊による厳しい弾圧で臨んだのです。これによって2011年から1年間で9,000人以上が犠牲者が発生。, その後、イスラム国が台頭しシリアを破綻国家へ追いやることになります。国内外から過激なイスラム主義者たちが加わることで、反体制派の戦闘能力や組織規模を時間をかけて凌駕。2014年には、シリア北東部の街ラッカを「首都」とする「国家」の建国を宣言しました。, 国としての機能が分断されたことで、内戦も泥沼化し、既に総人口約2,100万人の半数が国内外への避難を余儀なくされ、多くの人々が命を落としているのです。, シリアの混乱は、7年前に起きた民主化運動「アラブの春」に端を発して、強権的なアサド政権に抗議する民衆のデモからスタートしました。その後、数々の勢力や組織が「反政府組織」を形成、アサド政権の打倒を目指します。その後は、過激派組織IS・イスラミックステートが台頭し、「三つ巴」の戦いとなったのです。, アサド政権には、ロシアとイランが強力に支援、反政府勢力にはアメリカやトルコ、ヨーロッパ諸国やアラブ諸国が支援する構図となり、ISは立場上「共通の敵」となり、シリアから事実上排除されました。, しかし、その後は様々な国や勢力の利害、立場の違いが鮮明になり、それまで見られなかったイスラエル・トルコからの攻撃が目立ったのです。2011年から始まった「シリア内戦」は、2019年で9年目に入りますが、形を変えながらより複雑化しているのが現実と言えるでしょう。, シリア北部ラッカでの過激派組織「イスラム国」を掃討するために、米国主導の有志連合と現在も対立が続いています。しかし、この対立によって発生する空爆と砲撃は、罪のない多くの民間人の命を奪っているのです。2017年には民間人が1,600人以上死亡していたことが、人権団体の調査結果によって公表されています。, このような点から、現在もシリアにおける紛争による被害は、続いていると言えるでしょう。, アサド政権軍は、シリアを北部から南東方向に横断するユーフラテス川を挟んでクルド人勢力と向き合ってきました。この項目では、それぞれの地域ごとにどんな争いや被害があったのかを解説します。, シリア北部の首都・ラッカは現在、過激派組織である「イスラム国」が首都と称しており、実質的支配下に置かれています。ラッカに住む住民たちは、街から逃げようとする人を片っ端から撃ち殺す独裁的な手法に怯え、現在も不安な毎日を過ごしているのです。, そんな過激派組織「イスラム国」に対して、米国主導の有志連合に参加するクルド系とアラブ系の連合勢力「シリア民主軍」(SDF)が激しい攻撃を掛けました。, そして2018年10月、シリア民主軍がイラクとレバントのイスラム国(ISIL)が首都と称していた北部ラッカを奪還したと正式発表がされました。, シリア北西部にあるアレッポは、内戦が起きる前にはシリアで人口が最も多く、産業の中心地でもありました。反政府勢力は、アレッポの東部地区を拠点として政権打倒を目指して、戦っていましたが、アサド政権側が一気に攻勢をかけ、完全制圧を果たしたのです。, アサド政権が完全制圧できた理由には、ロシアが反政府勢力に対する空爆を強化したことが大きかったとされています。また、重要なカギを握るアメリカでは、大統領選挙でトランプ氏が当選した直後のこと。これまでのオバマ政権は、アサド政権の退陣を求め、反政府勢力側を支援していました。, しかし、トランプ氏は一転して、アサド政権を支持するロシアとの関係改善を重視する姿勢を打ち出したことで、戦況がアサド政権側有利に動いたとされています。, 首都ダマスカスの東郊、東グータ地区は2012年に反体制派によって掌握されましたが、政府軍と同盟勢力が2018年から大規模な攻勢を掛けました。これによって東グータ地区から反体制派が完全撤退。シリア政府軍が「浄化」宣言を行なっています。, シリア西部にある都市・ホムスは、2011年のシリア騒乱で政府軍と反体制派による激しい交戦が行われました。, 戦禍に巻き込まれたホムス旧市街では避難誘導も満足な救援物資の輸送も行われないまま砲撃を浴び続け、約2年間で2,200人が死亡し、国連加入の元、2014年に戦いの幕が降ろされました。, シリア東部にある都市・デリゾールでは2014年に、ISが街を掌握。自分たちが独自に解釈したイスラム教の厳格な教義を住民たちに強制していました。, そして、独自の学校を開き、音楽と芸術の禁止などのルールを取り決め、従わない者には懲罰を科していたのです。, 2017年後半に、シリア政府がデリゾールとその近郊をISから奪還したことにより、失われた時間を取り戻すように住民たちは勉強を続けています。, シリア北西部のトルコ国境と接するイドリブ県は、2019年8月に同県を支配していたイスラム過激派勢力および同勢力と協力関係にある反体制派が、主要地域から撤退したことを発表しました。, 2017年度もシリア紛争の被害が弱まることなく続いており、2016年を50%上回る過去最大の子どもの犠牲者を出しました。, 2018年の1月と2月だけでも、暴力の激化により1,000人の子どもが死傷しています。シリアの若者が命を落とす代表的な死因が紛争であることがが大きな社会問題となっているのです。, シリア国内では、爆発物の75%が人口密度の高い地域で使用されており、2017年には推定330万人の子どもたちが地雷、不発弾、簡易爆発装置を含む爆発物の危険にさらされていました。, そして175件の教育・保健施設やその従事者が攻撃を受けているために、子どもの負傷が多いだけでなく、適切な医療および心理的ケアを受けられなくなっています。, 先述したように多くの子どもが殺害され、また爆発物の危険にさらされていることから、シリアにおける青少年の主な死亡原因になっているのは紛争だと言われています。, シリア内戦では2017年に961人の子どもが徴兵・徴用されており、これは2015年の約3倍の人数です。そして徴兵・徴用された子どもの10人に9人が戦闘に従事しているとされています。, 例えば12歳以上の子どもたちは軍事訓練を受け、情報提供者(密告者)にさせられたり、見回りやチェックポイント、重要な地域を守るための要員として従事させられます。さらにひどい場合は、自爆テロ犯や処刑執行者に子どもが徴用・使用させられていることもあるのです。, 今回の記事では、シリア内戦が起こった原因や現状、子どもたちの被害などについて詳細に説明しました。, 紛争地域では、想像すらできない程の過酷な現状に苦しんでいる人々が数多くいます。また、現在も満足に食事を摂ることすらできない人たち、紛争の消耗品として使われる恐怖と戦っているのです。, まずは起きている現状を知り、支援活動を行っている団体を応援することから始めてみてはいかがでしょうか。, グループメディア:BITDAYS | DELIGHTmedia | GANMA!ニュース, gooddoマガジンはソーシャルグッドプラットフォームgooddo(グッドゥ)が運営する社会課題やSDGsに特化した情報メディアです。日本や世界の貧困問題、開発途上国の飢餓問題、寄付や募金の支援できる団体の紹介など分かりやすく発信しています。. (参考:UNHCR “Global Trends” https://www.unhcr.org/5d08d7ee7.pdf(最終閲覧日2019年12月12日)), また、難民が発展途上国に多いことに加えて、命の危険から国内の別の地域へと追いやられた国内避難民と呼ばれる人々が難民に比べてはるかに多く存在していることも知っておくべき事実です。, 2018年のデータによれば、彼らの出身国で最も多かったのがシリア。次に多かったのがアフガニスタンで、さらにイラク、パキスタン、イランと続きます。詳しい理由については後述しますが、これらの国では紛争や政治的不安定などを理由に多くの国民が命の危険にさらされています。. 世界遺産ペトラ遺跡を有する中東の国ヨルダン。一体どんな国なのか、想像すらつかない方も多いのではないでしょうか。この記事では古代から近現代までの歴史を、独立の経緯や隣国イスラエルとの関係なども含めてわかりやすく解説してい... 国家と特定の宗教が結びつくことは人権の弾圧に繋がりかねず、歴史を振り返ってみてもさまざまな問題が生じてきました。そこで日本では「政教分離」という制度が導入されていますが、一体これはどのようなものなのでしょうか。アメリカ... ペルシア湾の湾岸にある小さな国、クウェート。巨大な油田があり、現在は石油産業で経済が成り立っています。一方で「湾岸戦争」の要因がイラクによるクウェートへの侵攻だったことも有名で、これまで数多くの危機にさらされてきました... テロリズムの温床、泥沼の紛争地という印象が強いアフガニスタン。一体どのような経緯で争いの場となってしまったのでしょうか。この記事では紀元前からさかのぼり、アフガニスタンの歴史をわかりやすく解説していきます。理解が深まる... 世界最大の国土面積をもつロシア。言わずと知れた超大国ですが、一体どのような経緯で現在の姿になったのでしょうか。この記事では、キエフ・ルーシ時代からロシア帝国、革命、冷戦、ソ連崩壊などロシアの歴史をわかりやすく解説してい... 2020年3月11日、WHO(世界保健機関)は「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」のパンデミックを認定しました。この記事では、ペストやスペインかぜなど、有史以来人類に大きな被害をもたらしてきたパンデミックの... 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人口の約90%がアラブ人、8%がクルド人で、公用語はアラビア語。クルド語、アルメニア語、アゼルバイジャン語、現代アラム語などの話者も少数ながら存在します。またかつてフランスの統治下にあった影響からフランス語を話す人もいますが、エリート層など少数のみです。, シリア国民の宗教は、イスラム教スンニ派が約70%と多数を占め、シーア派などイスラム教の他宗派が約20%、シリア正教会や東方正教会などのキリスト教系が約10%いるそうです。, 政治体制は、アラブ民族の連帯を目指す汎アラブ主義の「バアス党」が1963年から掌握。特に1971年以降は、ハーフィズ・アル=アサド、バッシャール・アル=アサドの親子2代が独裁政権を敷いています。2010年にチュニジアから起こった「アラブの春」の波及で、シリアでも2011年から民主化を求める騒乱が起き、内戦へと発展。2020年現在も継続中です。, 日本の外務省が発表している危険情報では、シリア全土に「レベル4:退避勧告」が出されています。, 世界でもっとも古い歴史をもつ地域のひとつといわれているシリア。「肥沃な三日月地帯」の一角として紀元前8000年頃には農耕が始まっていました。, 紀元前3000年頃にはエブラ、キシュ、アブツァラリク、マリなどの都市国家群が成立し、メソポタミアやエジプトと交易をしていたことが明らかになっています。, 交通の要衝であり、文明の十字路でもあったシリアの地は支配者が盛んに入れ替わり、古代ではバビロニア、ミタンニ王国、ヒッタイト、アッシリア、新バビロニア、アケメネス朝ペルシア、マケドニアのアレキサンダー大王、セレウコス朝シリア、ローマ帝国など。, 中世ではウマイヤ朝、アッバース朝、ファーティマ朝、セルジューク朝、アンティオキア公国、アルトゥク朝、ザンギー朝、アイユーブ朝、モンゴル帝国、マムルーク帝国、オスマン帝国などが統治します。, 1914年に「第一次世界大戦」が勃発すると、イギリスはオスマン帝国との戦いに協力する見返りとして、アラブ人の独立を認めるという内容の「フサイン=マクマホン協定」を締結。, しかし一方でイギリスは、フランスやロシアとはアラブ地域の領土分割を取り決めた「サイクス・ピコ協定」を締結していました。このなかでシリアは、現在のトルコにあたるアナトリア南部、イラクのモスル地区とともにフランスの勢力範囲になることが決められます。いわゆる「三枚舌外交」といわれるものです。, 1917年に占領されたオスマン帝国には「占領下敵国領政庁」、通称OETAが設立されました。1918年にはシリアの内陸部とトランスヨルダンを統治するOETA東部に、ファイサル・イブン・フサインを首班とするアラブ政府が成立します。, 1919年の「パリ講和会議」に出席したファイサルは「フサイン=マクマホン協定」の取り決めどおりに民族自決の原則にもとづいた独立と主権の承認を求めます。しかしフランスは「サイクス・ピコ協定」を盾に反対しました。, ファイサルは帰国後に議会選挙をおこない、自らを国王とする立憲君主制国家として独立することを議決します。, さらにアメリカが提案して設置された住民意向調査委員会が、「パレスチナ、レバノンを含むシリア地方はファイサルを国王として単一の立憲君主制国家としたうえで、期間を設けてアメリカもしくはイギリスの委任統治とするべき」という内容の報告書を提出。, これに対しフランスは、イギリスの陰謀だと激怒。パレスチナ問題を処理しきれなくなったイギリスが中東からの撤退を決断すると代わりに進出します。シリア議会は拒否するものの、進軍してきたフランス軍を前に受け入れざるをえず、1920年8月には連合国とオスマン帝国との間で「セーヴル条約」が締結され、「フランス委任統治領シリア」が発足しました。, ファイサルは追放されて、イタリアを経てイギリスへと亡命。後にイギリスの保護下でイラク王国の初代国王となっています。, 西欧列強諸国が植民地や占領地を統治するうえで編み出した手法のひとつに、「分割統治」があります。これは、異なる民族や宗教の人々が混在する地域において、少数派を重用して権力を与え、多数派を支配し抑圧するよう仕向けるものです。, 抑圧される多数派の恨みが宗主国に直接向けられることを防ぎ、互いを反目させることで被支配地域の人々の結束を防ぐこともできました。また少数派は、多数派から恨みを向けられるほど宗主国に依存し、その意向に従わざるをえなくなるのです。, フランスは、「委任統治領シリア」においてもこの手法を採用。多数派であるイスラム教スンニ派を抑えるために、少数派であるシーア派やドゥルーズ派、キリスト教マロン派らの宗教的マイノリティを重用したのです。, その結果、それまではオスマン帝国の寛容な宗教政策のもとで共存してきたさまざまな宗派の間に、対立の種が生まれました。, その後もシリアはフランスからの独立交渉を続け、1936年には「フランス・シリア独立条約」にもとづき「シリア共和国」が樹立。しかしフランスは条約の批准を拒みます。そして交渉が進まないうちに「第二次世界大戦」が始まり、フランスがドイツに占領されると、シリアは1941年に独立を宣言しました。「第二次世界大戦」が終結した後の1946年、シリアからフランス軍が撤退し、正式に独立します。, しかしシリア国内にばらまかれた対立の種はなくならず、1946年、1949年、1951年、1952年、1954年とほぼ毎年のようにクーデターや反乱が起こってしまうのです。, 1958年には汎アラブ主義にもとづいてエジプトや北イエメンと「アラブ連合共和国」を建国。しかしクーデターによって1961年に解消し、「シリア・アラブ共和国」として再度独立することになります。, 1963年には、バアス党が革命で政権を獲得。1971年に党内部で生じた対立の結果、穏健派のリーダーだったハーフィズ・アル=アサドがクーデターを起こして実権を握り、大統領に就任しました。, ハーフィズ・アル=アサドはソ連軍の基地を港湾都市タルトゥースに設置するなど、東側諸国との関係を深めつつ、バアス党による一党独裁とアサド家の出身母体であるアラウィー派の優遇を基礎とする長期独裁政権を築き、賛否両論あるものの、シリアを比較的安定させることに成功しました。, 東西冷戦中にソ連の友好国だったシリアは、「湾岸戦争」をきっかけにアメリカやサウジアラビアとの関係を改善。「中東和平会議」を通じて長らく敵国であり続けたイスラエルとも小康状態を確保するなど、比較的安定を保っていました。, しかし1994年、大統領であるハーフィズ・アル=アサドの長男、バースィル・アサドが自動車の事故で亡くなります。バースィルは後継者候補として1984年頃から父親のそばに仕え、「帝王学」という特別な教育を受けていました。, そんな彼が亡くなり、急遽新たな後継者候補となったのが、イギリスの眼科病院で研修をしていた次男のバッシャール・アル=アサドです。帰国したバッシャールは軍に入り、政府の要職を歴任するなど、「教育」と「箔付け」を急ぎますが、まだ十分とはいえない2000年にハーフィズ・アル=アサドが死去。大統領に就任することになりました。しかし父親や兄と比べるとリーダーとしては心許なく、知名度も低くて妻のほうが有名なほどでした。, 大統領となったバッシャールは「腐敗との戦い」を掲げて、自分を軽んじる古参幹部を粛清。体制内部の腐敗を一掃して権力を掌握します。大きな混乱もなく、2007年には大統領に再任しました。, そんななか2010年にチュニジアで革命が起こり、翌2011年にはシリアにも「アラブの春」が波及してきます。背景には、アサド家がイスラム教の少数派であるアラウィー派の一員で、多数を占めるイスラム教スンニ派やクルド人に厳しい統制を敷いていたことへの反発があります。もっと元を辿れば、フランスの分割統治が原因です。, また1963年に出された非常事態宣言が効力をもち続けていたため、自由選挙のない一党独裁体制のもと、表現、結社、集会の自由が制限。治安部隊やアサド家の私兵部隊によるリンチ、逮捕、拘留が相次いでいました。, さらにシリアは、地球温暖化などの気候変動の影響によって2006年からたびたび干ばつにも見舞われていて、国民の不満が溜まっていました。, それまでは小規模だった人々の抗議運動が、「アラブの春」によって徐々に大きくなり、各地で数十万人が参加するまでになります。これに対し治安部隊は暴力で取り締まり、死者が出ると抗議運動はさらに発展していきました。, バッシャールが譲歩を示しても収まらず、武装化して治安部隊と戦う人が現われるように。シリアは内戦状態に陥ってしまうのです。さらに2011年7月、シリア軍を離反したリヤード・アル=アスアドが「自由シリア軍」の発足を宣言すると内戦は激化していきます。, ロシアやイラン、レバノンが支援する「シリア政府軍」、軍出身者を中心とする「自由シリア軍」、サウジアラビアやトルコが支援するイスラム教スンニ派系の「イスラム戦線」、サラフィー主義を掲げるアルカイダ系の「タハリール・アル=シャーム」、イスラム過激派組織「ISIL」、ISILの打倒を掲げてアメリカの支援を受ける「シリア民主軍」などが入り乱れる様相。, 世界最大の難民発生国といわれているシリア。2018年時点で670万人に達しているといわれています。本書は「21世紀最悪の難問」とされるシリア難民について、最前線を取材しまとめたものです。, 2018年に日本がシリア難民を受け入れたのは、わずか42人。トルコの370万人、パキスタンの140万人などと比べると文字通り桁が異なります。就業目的の偽装難民を警戒していることや、難民の定義を「政治的迫害を受ける可能性がある」としていることなどが理由として挙げられています。, 本書にある難民たちの声を聞くと、この問題をどう解決していけばいいのか、何ができるのか、より一層考えさせられるでしょう。報道だけでは知ることができない、リアリティのある一冊です。, シリア建国以来、親子2代で独裁政権を維持しているアサド家。本書では、元駐シリア大使の作者が実際に現地で体験した、父親であるハーフィズの30年間と、子であるバッシャールの10年間の出来事をまとめています。, 読み進めていくと、シリアの現状は独裁政権と民主化を求める反政府武装組織、という単純な二元論ではないことを理解できるでしょう。簡単に善悪と分けられるものではなく、もっと複雑なのです。, 外交官らしい冷静な眼差しで書かれた文章で、シリアについてはもちろん、中東情勢を俯瞰して考えるうえでも役立つ一冊になっています。, 中東屈指の金融都市ドバイを有するアラブ首長国連邦。UAEという略称で知られています。この記事では治安や政治、石油産業なども含めて、古代からの歴史をわかりやすく解説。おすすめの関連本も紹介するので、チェックしてみてください。, 近い将来、中国を抜いて世界一の人口大国になると目されているインド。一体どんな歴史を歩んできたのか、古代から植民地時代を経て、独立、近代化を果たすまでの流れをわかりやすく解説していきます。.