ランツクネヒトは、そのきらびやかな衣装が有名です。 「自由」のアイデンティティの表れと本書では述べられています。 またランツクネヒトは、国家管理のスイス傭兵部隊と異なり、あくまで私兵組織で … この格好はマクシミリアン1世による「いつ死ぬかわからぬ危険な立場の彼らの、せめてもの楽しみとして、好きな格好をして良いではないか」という言葉で認められたものであったが、周りからはこのスタイルは「趣味が悪い」としてたいへん受けが悪かったという。 ランツクネヒト; フランス軍第1歩兵連隊 - 1479年に設立されたフランス王国軍のピカルディー連隊をルーツとする。ピカルディー連隊はのちにスイス傭兵によって編成され、連隊旗はスイスの国旗同じ赤地に白十字であった。 ランツクネヒト(独: Landsknecht、複数形: Landsknechte)は、1486年に神聖ローマ帝国のドイツ王マクシミリアン1世によってスイス傭兵を模範として編成されたヨーロッパ(主にドイツ)の歩兵の傭兵である。ランツィケネッキ(伊: Lanzichenecchi)とも呼ばれる。, マクシミリアン1世がブルゴーニュ公国をめぐるフランスとの紛争の中で自分の歩兵部隊の必要性を痛感し組織したとされる。このランツクネヒトの登場によって、まだ決定的なものでないにしてもそれまでの騎士を中心とする中世ヨーロッパの戦争のあり方が徐々に変わっていった。, 主に槍及び矛を、それ以外にもツヴァイヘンダー(両手剣)や白兵戦用の剣(カッツバルゲル)を装備していた。服装は非常に派手で、ショス(パンツ/ズボン)は左右で縞模様や色の違ったものを履き、上着には縦に切れ目を入れて下地の色が見えるようになっており、この衣装で戦いに赴いた。服装に厳格であった中世においてこの衣装は非常に趣味が悪いとして顰蹙を買ったが、「あまりに危険な立場の彼らが、少しぐらいの楽しみの誇りのために、このような格好をしてもよいではないか」というマクシミリアン1世の発言により、死ぬ間際の娯楽として許可された。また、スイス傭兵とは違い初期には弩、後の時代には火縄銃や大砲を使用する事もあった。15世紀後半から16世紀にかけて活躍し、ルネッサンス期の普遍的な傭兵として名声が高かった。三十年戦争でも戦い、彼らが大活躍したからこそ戦後のドイツの人的、経済的被害は壊滅的になったとも言われている。, スイス傭兵とはいわば師弟の関係になるが、同時に商売敵でもあった為、戦場で両者が対面した時は特に凄惨な戦闘が繰り広げられたという。, https://books.google.com/books?id=mzwpq6bLHhMC. 身にまとう洋服はけばけばしい色彩で、上着にスリットを入れて下着の色を出し、左右で模様や色の違ったスタイルで、もちろんこのままの服装で戦闘を行った。 スイス傭兵とはいわば師弟の関係になるが、同時に商売敵でもあった為、戦場で両者が対面した時は特に凄惨な戦闘が繰り広げられたという。 前身は15世紀にブルゴーニュ公の代官が南ドイツから集めたスイス風の長槍歩兵部隊と言われ、スイス傭兵を手本にしていたが、同時にスイス傭兵とは激しいライバル関係にもあった。主な武器は槍。両手剣などの様々な剣も用いて戦い、火縄銃や大砲も用いた。 ランツクネヒトがイラスト付きでわかる! 15世紀から17世紀の南ドイツ人の歩兵を中心に編成された傭兵部隊。 ドイツ語ではLandsknecht。 概要 ルネッサンス期に活躍したドイツ人の傭兵師団。 神聖ローマ帝国皇帝マクシミリアン1世により創設されたが、実際の生みの親はゲオルク・フォン・ … このランツクネヒトは、スイス傭兵の強力なライバルとなり、イタリア大戦争で両者はたびたび激突します。 スイス傭兵も相手がスイス人じゃなかったら、思いっきり殺れますしね。 パイク兵同士の戦いは、それはもう悲惨なものでした。 密集陣形を取り、肩のあたりまでパイクを持ち上げて、相手に向かって掲げます。もちろん相手の方もそうします。 そして、そのまま前に進んで、ぶつかるだけです。 先に戦列を崩した方が負けです。そのころにはどちらも血まみれのハリネズミです。 その戦争の様子 … ※ノベルアップ+にも投稿しています! ドイツ傭兵ランツクネヒトは、十五世紀終わり頃から十六世紀にかけ、神聖ローマ帝国を中心に存在しました。 中世とも近世ともつかない時代ですね。 まず当時の欧州の軍事的状況を紹介しましょう。 ドイツ傭兵ランツクネヒトは、十五世紀終わり頃から十六世紀にかけ、神聖ローマ帝国を中心に存在しました。, 十四世紀始まり頃までは、重装騎兵という、騎兵としてはとても特殊な兵科が突撃をすることで戦争の勝ち負けが決まっていました。, 農民に毛が生えたような歩兵を馬に乗って鎧でガチガチに固めた貴族サマが蹂躙する……。, 弓兵や最初期の銃兵、大砲、即席の陣地、ワゴンブルクと呼ばれる荷車を並べた障壁、地面に打たれた杭や溝、そんなもので重装騎士の突撃を封じることができたのです。, そしてバノックバーンの戦いにおけるシルトロン隊形、モルガルテンの戦いにおけるハルバードが重装騎士を打ち破ることができると判明すると、野戦築城すらいらないことが判明していきます。, 太古のマケドニアやローマの戦術が蘇ったこの戦術は、騎兵の突撃を完全に防ぐことができました。, ウニかハリネズミのように長槍(パイク)を騎兵に向ければ、もう騎士は手が出せないのです。, そこに銃兵や弩兵や弓兵が加わり、大砲の支援までもが加わると、一気に騎兵中心の戦場が歩兵中心の戦場に変わったのです。, 少数精鋭の騎士ではなく、大量運用が基本の歩兵が中心になるということは、ある程度の質の担保された兵が大量に必要となるということでした。, しかしまだ王様に絶対の権力が集中して富の寡占が起きるほど社会は中央集権化していません。, つまり、そんな大量の歩兵たちを常備軍として維持できる国、王など、どこにもいなかったのです。, つまりこの中世から近世への過渡期において、戦場の主役になったのは傭兵だったということなのです。, 前述のモルガルテンの戦い以降、訓練された農兵中心の歩兵たちの活躍によってハプスブルク家から独立を勝ち取ったスイスは、その軍事技術=騎兵に勝てる歩兵を各地に輸出し始めます。, いわゆる血の輸出、出稼ぎ傭兵としてヨーロッパ各地でその強さが有名になっていきます。, 城の番兵として、旅の護衛として、軍役につきたくない市民の代わりとして、そして何より戦場の主役として。, その伝統的に強力でブランド価値のあるスイス傭兵の模倣品として、ドイツ傭兵ランツクネヒトは誕生しました。, 同じような長槍(パイク)陣形をとり、ともに戦列に立ち、あるときは商売仇同士として凄惨に戦い、スイス傭兵に擬えられることを喜んでいました。, ランツクネヒトたちが獲得した個性、それは、長槍(パイク)方陣に両手大剣(ツヴァイヘンダー)を混ぜ込んで長槍(パイク)同士の戦いを有利に進める独自戦術だけではありません。, 彼らはスイス人にはない酒盛り文化を原動力として、平和な時期、町や村を占領している時期、雇われていない無職の時期、遠征の途中の野営地で、暇さえあれば酒を飲んで乱暴狼藉を働きました。, 皇帝に送るワイン樽を強奪して勝手に宴会を始めるなんてことはザラ、火付け強盗は日常茶飯事です。, 彼らのいるところ、婦女暴行、無用としか思えない過剰な虐殺、一切合切を持っていく略奪、仲間同士の喧嘩、なんでもありでした。, そもそも新しく入ってくる傭兵の一部は自分の意思で戦争に加わる一攫千金目当ての冒険野郎というよりは、そういった人為的な戦災によって焼け出された農民でした。, 彼らの軍隊が通るところ、家々は戸を固く閉ざして過ぎ去るのを待つか、あるいは勇敢にも、強かにも、パンやワインを高値で売りつけようとするかでした。, まるで災害のようなランツクネヒトですが、経済にとって重要な一部であったことは確かです。, 購買力を持つ集団が各地で溜め込まれた財を暴力的な手段を介してとはいえ各地に売り捌くことで経済が回り、武具や装備などの需要で工業も発達します。, この時代、軍隊それ自体が管理し、自営し自給自足できる補給システムを構築することは不可能でした。, だから、兵士たちは自分の手持ちのお金で自分の傭兵団をついて回る商人や、街道の農家から食料を買い付けるしかなかったのです。, 憲兵などのシステムが生きている限り、そして雇い主の領地内である限り、そうそう掠奪はできないので、傭兵の兵士自身が自分のポケットマネーで糧食や装備を買うことが多かったのです。, なぜなら、彼らの機嫌を損ねて遠征中にいなくなりでもされたら、それは途端に傭兵団全体の飢餓を意味するからです。, こうして、危うい暴力と金銭の間のバランスとはいえ、この補給システムは機能していました。, 5000人の行列の後ろに5000人の商人の行列がくっついて周る様子を想像してみてください。, 食料、武器、日用品を売る馬車や曳き車、すべてを担いで歩くしかない個人商人、そしてランツクネヒトの妻を気取る娼婦の一団。, はたまた、彼らの管理する馬、豚、牛、鶏、酒を片手に歩く従軍神官、占い師、墓掘り人……。, とにかくたくさんの存在がランツクネヒトを追って長大な蛇のようにヨーロッパ各地を這い回りました。, 最後に、彼らランツクネヒトを語る上で外せない要素、独特な服装について話しておきましょう。, 皇帝すら、「あまりに危険な仕事の彼らの、最後の楽しみとして、あれくらい許してやっても良いではないか」と言ったとか。, そんな奇抜な服装も、彼らの自由な身分への挑戦だとすると、何だか愛おしく見えてきませんか?, とりあえずこれだけ説明しておけば拙著『女は傭兵に向いてない』https://novelup.plus/story/353109821の世界を楽しむには十分な情報かと思われます(宣伝)。, 小説を書いています。現在Kindle化作品、『謝非道』、『羊は羊のままでいい』、『虹の落とす影の中で』、全三作。.